高崎山のサルって?
高崎山は野生のサルに餌付けしています。
動物園のサル山をイメージされる方も多いと思いますが、高崎山ではサルが自然の状態で、オリもなく観光客のすぐそばまでやってきます。
『サルと自然が満喫できる場所』
これが高崎山です!!
群れについて
昭和28年3月に開園した当初は、ひと群れ(A群)しかなく頭数も220頭(京都大学 伊谷純一郎氏が調査に入り確認された数)でした。
その後A群がだんだんと数を増やしていき、昭和34年8月にA群が分裂しB群が誕生、また昭和39年3月にA群が再度分裂しC群が誕生しました。
C群誕生後は3群が寄せ場へ出現していましたが、A群は平成14年6月1日を最後に寄せ場に姿を現さなくなり、現在はB・C群の2つの群れが寄せ場へ出現しています。
B群第1位 オオムギ
C群第1位 スケサン
概要・歴史
高崎山の概要
上空から見た高崎山
標高628メートル・面積330ヘクタールの釣り鐘のような形をした山です。
大分市に属し、山の麓には大分市と別府市を結ぶ別大国道(国道10号線)が通り、大分市と別府市の境界に位置しています。
サルについては、古くは元禄11年(1698)頃に著された「豊府聞書」にサルのことが記載されていて、そのころから高崎山にはサルが生息していたことが分かります。
現在の高崎山になったのはいつ?
ホラ貝を吹く上田氏
昭和27年当時に大分市長上田保(うえだたもつ)氏(故人)が、高崎山周辺農家に農村被害を及ぼしていたサルを被害防止と一カ所にサルを集めて観光資源にしようと試み、その年の11月に市長がポケットマネーからリンゴを餌付け用に用意し、ホラ貝を鳴らして試みましたがなかなかうまくいかなかったようです。
そこで、高崎山の麓にある万寿寺別院の大西和尚(故人)のアイデアでさつま芋の餌に変更したところ、徐々に人間を警戒していたサルたちも餌を食べるようになり、昭和28年3月にいよいよ高崎山自然動物園としてスタートしました。