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寒さの奇跡☃

投稿日:2017年1月22日

開園前 サル寄せ場に近い山の斜面から
サルの声が時折り聞こえていました。

大分市側で生息しているB群の声と
別府市側で生息しているC群の声です。

C群の方が先に下りてくれば 餌をあげることが出来ます。

C群早く出てきてちょうだい!と様子をみていましたが
先に姿を見せたのは B群。

C群は餌を食べに来る気があっても
B群との接触を避けて寄せ場に近寄れません。

しかし!今日はB群の本体が中々下りてこなかったので
先に出てきたB群の先頭ザルたちが山に戻った時間がありました。
ほんの20分間ほどの事です。

C群が少しだけ姿をみせました。

 

結局 この後 すぐにB群の本体が山から出現し
C群は 押されるままに 山に引き上げていきました。

寒い時は 山の中の日が当たっている場所にいて
群れが中々動かない場合があります。
サルも暖かい場所の方がいいのです。

 



B群の「サヤカ」が 独り 冷たい風に吹かれていました。

他の サルが近づくと

目を合わさないように 気をつかいます。

衝突をさける 方法です。

そこに よその赤ちゃんが やってきました。

何気なく 見ていると・・・

サヤカに寄り添いました。

もし家系の強いメスの子どもだったら
罪もないサヤカに
「あたしの子よ!あなたが なんで近づいてるの?」と
怒られてしまうことにもなりかねません。

サヤカも少し戸惑っている様子。

しばらく 緊張気味に 辺りを気にしていましたが

怒って子どもを取り返しにくるような 母ザルは現れる気配はありません。

寒いからなのか

母性本能がくすぐられたのか

サヤカとよその赤ちゃんザルは 寄り添って寒さをしのぎました。

この後 餌の時間に 赤ちゃんは 何事もなかったように
サヤカを置いて餌を拾いに行ってしまいました。
 


ほんの ひと時の ふれあいでした。

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