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連休明けに、まったりと♪

投稿日:2018年7月17日

こんにちは!
3連休が明けた今日も暑かったですね。熱中症などにお気をつけください。
3日間お休みだった方は楽しめましたか?♪
お仕事だった方もいると思います。お疲れ様でしたm(__)m

この写真はC群のとあるメスザルです。
出現した時に多くのサルが顔や頭に白い粉のようなものがたくさんついていました。
山中にある木花の花粉か何かだと思うのですが、ご存じの方がいらっしゃいましたら教えてください!!
ちなみにですが、B群のサル達も同じように粉がたくさんついていました!


 

そして話は変りますが、スタッフSを見つめるサルが1頭・・・。

柵に上でじーっと見つめ、視線を外しません。

このサルは誰かというと・・・

じゃん!!

横顔①

右を見て~・・・

じゃん!!

横顔②

左をみて~・・・

どーーーんっ!!!

そう、C群3位のオスザル「シカオ」でした!!

こうやって見るといい顔しているんですよね♪

今日のブログは「シカオ」特集みたいになっちゃいましたが

ぜひ、この顔を覚えて会いに来てください♪

~サルの出現状況が不安定となっている現状について説明します~

高崎山自然動物園は大分市にある「高崎山」で生息しているニホンザルのうち、餌付けされた2つの大きな群れが園内のサル寄せ場に出現してくる動物園です。基本的に午前中にはC群という群れが出現し、午後にはB群という群れが出現します。それを皆様に観ていただくというスタイルをとっています。
なお、当園にはニホンザル以外の動物はいません。
しかも、野生のニホンザル群(餌付けしているので正確には「野生」とは言えないのですが)のため園内にニホンザルの群れが出現しない日つまり園内にニホンザルが全くいない日もあります。
ここ最近はC群が園内に出現しない日が非常に多くなっております。

昨日までの3連休も園内にニホンザルがいない時間がありました。
7月14日(土)はC群が午前8時30分に出現、その後はB群が出現した午後12時15分まで園内にいました。以降は閉園時間までB群が出現していました。
7月15日(日)はC群が出現せず、B群が午後3時に出現しました。つまり午後3時までは園内にニホンザルは1頭もいない状態でした。
7月16日(月)はC群が8時30分に出現し、その後B群が出現した10時15分まで園内にいました。以降は閉園時間までB群が出現していました。
野生のニホンザルですから当たり前の事なのですが、このように連日ニホンザルの出現状況は不安定で全く違います。

そのため、最近はHPやFacebookなどで連日ニホンザルの出現状況をお知らせしています。
我々スタッフもお客様に高崎山のニホンザルをご覧いただくために、出現パターンから読み解いた予想などをしていますが、やはり野生のニホンザルということで中々うまくはいきません。

最近のC群は、2日に1度のペースで園内に出現していますが、時折そのペースどおりにいかない日もあります。
そもそも出現予想するしかない現状が不本意ですが、C群の生息する区域は地盤がもろく急峻な谷が幾重にも続き、我々スタッフでも危険であるためC群を捜しに行くことが困難なのです。したがってC群がどこで過ごしているのか目視することができません。

一方のB群については、近年、夏場はほぼ毎日、高崎山の南側の山中へ「外遊」しています。2012年に高崎山を囲む電気柵の一部が土砂崩れで壊れ、そこからB群のサルが高崎山の外へ離脱する事態がおこりました。これをきっかけにB群は「外遊」を繰り返すようになりました。高崎山の外に豊富な餌があることを覚えてしまった以上、「高崎山の外へ行きたい」という欲求にかられたこの行動はサルとして自然なものです。しかし700頭近くの大群が一斉に農地や住宅地に押し寄せると多大な被害を及ぼしますので、日の出とともに担当のスタッフがB群に同行し、被害を出さないルートへと誘導しつつ高崎山へ追い戻しているのです。サルの動向次第では日の出から夜半までスタッフがB群から離れられない日もあります。高崎山への「帰宅」が遅くなると園内に出現する時間も遅れるのです。

なぜC群が毎日出現しなくなっているのでしょうか? 正確な原因はいまだ不明ですが、冬の間、サル寄せ場を終日B群が占拠し、C群が出現できない状態が近年続いていることが影響している可能性があります。冬は山中に餌がないため、園内でまく餌を求めてB群のサルたちは早朝からサル寄せ場に押しかけます。B群は夏の間、高崎山の外で自然の草や木の実など餌を豊富にとっており栄養状態が良いことからC群よりも優位となっています。このため、勢力の強いB群にC群はサル寄せ場から追い払われてしまいます。寄せ場に下りてこれず山中に留まらざるをえない冬期を過ごすうちに、年々C群のサルたちの行動習慣に変化が起こっているのではないでしょうか。つまり現在、C群のサルは、”寄せ場でも山中でも食べ物を得られる条件は変わらない、どこで過ごしても同じ”と認識しているようです。

ニホンザルがいない時間に当園にご来園されたお客様や、ご来園を予定されていたお客様にも大変ご迷惑をおかけしております。

まだまだ、各群れの動向も不安定ですのでこれからもご迷惑をおかけしてしまいますが、何卒ご了承ください。

ちなみに本日はC群が午前9時に出現し、その後B群が出現した午後2時30分まで園内にいました。その後は閉園時間までB群が出現していました。


 
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