オスには家族がありません。
夫婦という関係がないのです。
産み育ててくれた母ザルに子どもがついて回りますので
寒い日には主に母の元にコザルが集まり「さるだんご」を作ります。
私が高崎山で働き始めた25年前は
オスはいつも独りでした。
オスは一生懸命群れを守る割には
独り体を小刻みに震わせながら冷たい風に吹かれて座っていました。
まだ若かった私は「オスはなんて割に合わないんだろう」と思ったものです。
20年ぶりにサルの案内係に戻ると
オスの周りにメス、コザルが集まって過ごすようになっていました。
そんな昔の記憶がよみがえったのは
今日のB群№12「ホシカゲ」を見てたから。
「ホシカゲ」が歩いているだけで
メス、コザルが嫌がる。
「ホシカゲ」は皆が逃げ去るのが
当然のように平然と歩く。
あからさまに逃げれられても
全くの無反応。
行く先々で皆逃げる。
…結構コザルに人気があるオスなのに今日はことごとく皆避けていました…
皆に逃げられても
歩調を早めも遅らせもせず平然と歩く。
さっきまで たくさんのサルたちがいた場所に
ドカリと座った「ホシカゲ」
毛づくろいを始めました。
この様子を見ていて昔しを思い出したのです。
懐かしいなぁ。
エサをまく広場のすぐ上は
いのししがほりまわした跡がありました。
こんな所にも来たんだな。
「サヤカ」さん♡
人気ザル第2位おめでとう(*^^)v
たくさんの方々に応援してもらっているんだよ。
ありがたいね❀
手が使えない「サヤカ」
他のサルの人気を超えて第2位だよ!
すごいね(^^ゞ