サルが出現前の園内風景。
凛とした空気が漂う早朝。
日が当たり始めたばかりの高崎山。
山桜がひときわ浮き立つ時間です。
今日は7時40分頃にB群が姿を見せまじめました。
サルがいないシンとした寂しい園内に響く「フギャ~」の声に一気にテンションが上がります。
C群の「プリン」ママは子どものポケットから小麦を食べます。
自分の子どものほほ袋からだけとりあげます。
見ててね。
今から「プリン」ママが私のポケットから小麦を食べるよ。
ほほ袋をつまんで口の方に小麦を押し出して食べるの。
「あらあら、かわいそう。」なんて
人間から言われることもあるけれど、
「プリン」ママは、ちゃんとお乳をくれるし、子育てが上手だからみんな元気に育っているわ。
気にしないで。
いつものことだから。
ママってちょっと食いしん坊なのね。
20年ぶりに園内のガイド「楽園案内担当班」に戻り『はや6年』
とても貴重な時期を過ごさせていただいた6年間でした。
名ボスで名高い「ベンツ」「ゾロメ」との別れ。
女帝になるかと騒がれたC群「ミルサー」が婦人会長になる過程を見れたこと。
C群「シャーロット」の誕生。
キリがないほどの様々な出来事を見ることができたありがたい時期でした。
お客様にもたくさん声をかけていただきました。
本当にありがとうございました。
これからの楽しみは
「ミルサー」が10年ぶりに出産した赤ちゃん♀の今後です。
高齢出産した「ミルサー」。
「ミルサー」は大切に赤ちゃんを育てています。
「ミルサー」の赤ちゃんが、他のサルと遊んでいて「キャッ。」っと声を上げるだけで、すぐに駆け付け、鳴かせたサルを追い払い、子どもを抱えます。過保護じゃないの?と思うほどいつもコザルを気にしています。
「ミルサー」の赤ちゃんを撮影する際に睨まれた写真。
さすがの凄みです。
こちらが「ミルサー」のご一家です。
左のメスが「ミルサー」。
出産前のあの肌や毛並みの美しさが今も戻らないまま。
母ザルが老いると娘たちが母より優位にたつことがあります。
右のメスが「ミルサー」の娘「シークワーサー」とそれぞれが産んだ赤ちゃん。
時期婦人会長の座は誰???
C群「シャーロット」はもうすぐ4才。
女の子は5才頃から恋をします。
次に会うときはきっとママになってるね。
5年前の第1号赤ちゃん「ソチ」。
5才のメスはこんなに大人になるのです。
サルの成長で年月をしみじみ感じます。
(「ソチ」は手前の右の娘ザル。)