投稿日:2019年3月20日
今日はB・C群が午前中サル寄せ場にてゆっくりと滞在していました。
本当に最近はB・Cの群れが接近して毎日のように顔を合わせるため以前のような群れ同士の対立といった感じの緊張感がなくなってきております。
C群の元ボスザル「オオムギ」ですが、B・C群が接近しているなかで、何を思ったのか突然C群の方へ駆け寄っていきました。
しかし、その駆け寄り方はC群を追い払うという感じではなく、同じ群れの仲間のそばへ行くという感じで寄って行ったのです。
そして、おもむろにC群の数頭寄り添って座っているメスザル達の中に入り込み、B群側に向かってチョコンと座りこんだのです。
多分、C群の昔の仲間に毛づくろいをしてもらいたかったのでしょう。
驚いたのは私とC群のサル達です。
C群のサルたちは、オオムギのそばから何事もなかったのように立ち去っていきました。
そこに残ったのは、もの悲しそうに背中を丸めて座っているオオムギだけでした。
オオムギも昔の仲間を頼っての行動でしょうが、群れを変わってしまうと元居た群れには優しく迎え入れてもらえることはないようです。
サルの世界も大変ですね。
(写真はC群の中に入って何食わぬ顔をしているオオムギと、離れていくC群のサルたち)