サルの観察力

朝、サル寄せ場に出てきたC群。
いつもモノレールの駅舎側から出てきますが、
サル寄せ場に出て来て暫くは、出現した方向から餌場を挟んで反対側の山の方向（B群側）に行かず、時間が経つと少しずつそちら側へと移動をする事が多いように感じます。
しかし、この日は早い時間から、なぜか多くのサルが反対の山側へ向かいました。

B群が来ないうちにB群側の山の餌を食べに行っているのかな？
と思いながらサルに付いて行くと、サルたちが代わる代わる建物の中を覗き始めました。
そこには、普段は開いていないはずの、お寺の「禅堂」という建物の窓が開いており、その少しの変化にサル達が気が付いたようです。
モノレールの駅舎側から出てきたC群のサルたちは、一番離れた場所にある建物の変化に気が付いたようでした。

毎日サルを観察していますが、サルから私達も「見られている」ことを意識させられました。

覗いていたサルの1頭は
C群第2位「ロバート」でした。