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お母さんは?

投稿日:2018年8月5日

今日も高崎山は大変暑くなりました。
昨日欠勤したC群は、今日はしっかりと出現してくれました。
明日以降も毎日出現してくれるといいなぁ。

この暑い中サルもホントにお疲れ気味で、B群のナンチュウなんかは
コムギの餌の上で横になってて、そばに行ったら起き上がり、アクビをする始末で、餌すら食べない状態。
夏バテ?なんでしょうか??

 

サル寄せ場をいつものように、ふらっと歩いていると赤ちゃんザルが寂しそうな声で鳴いていました。
「どうしたのかな。」
と見ていると、どうやら母ザルが近くにいる様子はなく、赤ちゃんがお母さんザルを捜しているようでした。

 

その時、近くにいたコザル(1才児)が突然その赤ちゃんを抱きました。
そして、その赤ちゃんを連れて行こうとしたのです。
きっと迷子になっていることを察して母ザルのもとにでも連れて行こうとしていたんでしょうか。

しかし、

コザルと赤ちゃんザルの体格の大きさが、それほど変わらないのです。
コザルは赤ちゃんを引きずるような感じになってしまいました。
 

コザルが思うようには赤ちゃんを抱いて歩く事ができません。
たまに首を絞めるような位置に腕を回して引きずろうとするコザル。
赤ちゃんは顔をしかめながら引きずられて行きます。

コザルにしても1才なので、まだまだ母親から面倒をみてもらうくらいの年頃です。

とても赤ちゃんザルの面倒を見れるような年ではありませんし、体格からみても赤ちゃんを抱えて歩くこと自体ができないのです。

 

そんな2匹のやりとりを見ながら、
「コザルだけどちゃんと相手が年下ってわかってるんだなぁ。」
と赤ちゃんの面倒をみてあげようとするコザルに感心していたところ、ようやく赤ちゃんの母親が現れました。

「良かった。」

赤ちゃんもきっとそう思ったに違いありません。
赤ちゃんはすぐに母ザルに飛びつきお乳を吸っていました。

年下の子を大事にすることを小さなコザルの頃からしっかりと解っているんだなぁ。
と感心させられた出来事でした。
 

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