投稿日:2024年4月17日
「オオムギ」が第1位になった経緯については以下のとおりです。
高崎山自然動物園B群第19代の第1位だった「ゴロー」が、2023年11月12日にB群を離脱し、以来、サル寄せ場には姿を現していませんでした。
本来であれば、サルが群れを離れてサル寄せ場に現れなくなり、1ヶ月間様子を見たあと状況が変わらなければ第2位の「オオムギ」を第1位に認定することとなりますが、第18代第1位メスの「ヤケイ」が群れの中で非常に強く、先頃までオスとメスの関係性が不安定な発情期であったため、園ではこれまでその動向を見守っていました。
発情期が終わる4月となり、4月15日に2頭の優劣を確認するためにピーナッツテストを行ったところ、「オオムギ」が5回中4回ピーナッツを取り、優位であったため、「オオムギ」を第20代第1位と認定しました。
(ここでピーナッツテストの写真挿入)
※「ピーナッツテスト」とは、サルの優位関係を確認するため、2頭のサルの間にピーナッツを置き、ピーナッツを取ったほうを上位とするテストです。
そしてこの度、4月20日、就任式を執り行いました。
(ここで就任式の写真挿入)
お祝いに駆けつけたヤケイが垂れ幕の紐を引き、「オオムギ」がお祝いのバナナを受け取りました。
(ここでヤケイが垂れ幕を引く写真を挿入)
(オオムギがバナナを受け取る写真挿入)
オオムギについて
C群出身の22歳。2016年5月3日にC群第11代第1位に就任し、翌年3月6日にC群からB群へ移籍。2023年12月27日に第2位に就任しました。
オオムギは、今回第1位となったことで、二つの群れのトップに立ち、高崎山名誉ボス「ベンツ」以来の快挙となりました。
名前の由来は、観光文化姉妹都市である帯広市との交流の一環として、帯広市子ども親善訪問団が大分市訪問で高崎山に訪れた際、サルの命名権を付与。C群の名前のないサルに「ダンシャク」、「コムギ」と命名され、その後に生まれた弟に「オオムギ」「ハトムギ」と名前を付けました。
※名前を付ける数が多く、職員が覚えやすいよう、その家系で関連した名前を付けています。